石綿(アスベスト)とはそもそも何?
アスベストとは、天然に生成した繊維状のケイ酸塩鉱物です。直径は0.02μm~0.35μmと大変の細い繊維です。1955年(昭和30年)頃から「せきめん」「いしわた」とも呼ばれています。
●アスベストの種類<6種類>
クリソタイル(白石綿) 角閃石系のクロシドライト(青石綿) アモサイト(茶石綿) アンソフィライト トレモライト アクチノライトの6種類です。
●アスベストの性質
耐熱・耐火性、耐摩耗性、耐薬品性、耐腐食性、防音性、絶縁性など、数多くの優れた性質があります。
●アスベストの健康被害
飛散した石綿(アスベスト)を吸い込むと、肺線維症(じん肺) 悪性中皮腫 肺がんの原因になると言われており、石綿を吸い込んでから約30年以上の潜伏期間で中皮腫を発病することが多いとされています。
●アスベストの使用禁止
2006年(平成18年)9月1日に施行された改正労働安全衛生法施行令により、アスベストの使用が全面禁止となりました。アスベストが重量0.1%を超えて含有するすべての物が禁止されました。また、宅地建物取引業法改正により、石綿(アスベスト)使用の有無の調査結果が記録されいる場合は、その内容について重要事項説明で書面により説明が必要となりました。
(宅地建物取引業法35条1項14号)